宇宙原理があなたの中を貫流する

このブクロを通じて宇宙を網羅する基本法則を提示していきたい。

第十三章 階層構造的生成を見せる宇宙 [99]太陽はエネルギーを生産する原子力発電所

[99]太陽はエネルギーを生産する原子力発電所
[天の川銀河の内に太陽系が位置する]
◎地球は太陽系に属し、その太陽系は天の川銀河(2千億個の星の円盤状集団)に属す。天の川銀河は125個ほどの球状星団(数十万個以上の恒星が球状に集まる星の集団)を所有する。天の川銀河は約40で構成された銀河集団の一員である。その銀河集団は互いに集まって超銀河集団を構成することもある。
[星→太陽系→球状星団→銀河→銀河集団→超銀河集団の階層構造を成す宇宙]
◎宇宙は星に関して、このように「星(地球)→太陽系→球状星団→銀河(天の川銀河)→銀河集団→超銀河集団」というトーナメント形式の階層構造を成す。
[下位要素は上位システムの周辺を回るということが繰り返される]
◎太陽系全体はヘルクレス座の方向に秒速二〇キロメートルの超高速度で移動して2.5億年に一回の割で中心の周りを回る。地球は太陽の周りを回り、太陽系自体も銀河(天の川銀河)の中を回り、銀河もさらに銀河団の中を回りというように、下位の要素は上位システムの周囲を回るという多重性が繰り返される。
[太陽や地球は46億年ほど前に誕生した]
◎太陽系の中心にある太陽やその惑星である地球は宇宙誕生から約百億年後で今から46億年ほど前に誕生し、月や他の惑星も同じ頃に産声を上げた。さらに地球上の生命は40億年前ほどに誕生し、その時から生物進化が始まった。
[太陽は水素をヘリウムに核融合させる原子力発電所]
◎太陽は宇宙空間から調達した水素をヘリウムに核融合させ、その時に極々微量質量が減少し、その差し引きをエネルギーとして宇宙空間に放出する原子力発電所といえる。太陽は最も安定的原子、鉄の生成という平衡状態を目指して反応が進行・継続する。