宇宙原理があなたの中を貫流する

このブクロを通じて宇宙を網羅する基本法則を提示していきたい。

宇宙原理があなたの中を貫流する(目次)

題名:宇宙原理があなたの中を貫流する

第一章 トーナメント形式とシステム
[1]宇宙が採用するトーナメント形式(階層的樹状構造)
[2]カオス(混沌)からコスモス(秩序)へのシステム(組織)化
[3]生命は動的秩序形成活動である
[4]成長・進化・発展は量の増加、機能の多様化、構造の複雑化
[5]外部とも内部間でも相互作用する複雑系システム
[6]一つに収束される上位と四方八方に拡散する下位
[7]地球(環境)と生物(生命)との相互作用による共進化

第二章 要素・素材の組合せと統合
[8]混沌の感覚情報の統合と統合情報による秩序ある世界像の形成
[9]色彩・味覚・感情・においは基本要素の組み合わせから生まれる
[10]刺激(情報)と反応(運動)が自由(偶然)に結合する条件反射
[11]異質な情報を新しい観点から結合する創造・発見・発明
[12]内在的=無意識的=身体化と、外在的=意識的=道具化

第三章 普遍・基本形と特殊・変形
[13]大きく束ねる上位階層の普遍(一般化)と細分化した下位階層の特殊(専門化)
[14]生まれ持った内在的本能と誕生後に学習した外在的知識
[15]内在的深層(普遍)構造と外在的表層(特殊)構造
[16]暗喩・隠喩(メタファー)・象徴・ことわざは左脳(言葉)と右脳(イメージ)の結合
[17]系統発生(普遍・深層構造)の上に建つ個体発生(特殊・表層構造)
[18]特殊から普遍への脱皮・脱分化=階層の上昇(建て増し)
[19]退行・ネオテニー(脱構築)は普遍(潜在的可能性)への里帰り
[20]普遍的幹細胞から特殊化細胞へ下降する
[21]再生は特殊化細胞の普遍への返り咲き
[22]下剋上(部分の全体化、特殊の普遍化)するガン細胞

第四章 多様性と統一性とをもたらす階層構造
[23]一様性・同質性・同一性・自他未分化・量から多様性・異質性・個性・自他分化・質へ
[24]結合力(分解力)の増減する階層間での相転移
[25]階層構造を成す具体例
[26]階層構造における部分と全体の関係
[27]自然界での進化・成長は階層の上へ建て増す階層構造的進化
[28]感覚→感情→知性→理性→直観へと上昇する知の階層構造
[29]徐々に建て増される感覚面・運動面の階層的構成
[30]子どもの発達方向と方法も情報の統合化と階層の重層化
[31]欲求は階層構成を成し、心の浄化はその階層を上昇する

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一
[32]対立物の同居・相補性・矛盾的自己同一・拮抗・葛藤を生み出す二項対立
[33]統合・協調・並列の右脳と分離・競争・逐次の左脳
[34]原子世界も分裂・融合と引力・斥力の矛盾的自己同一の世界
[35]最高階層の絶対(自律)と、落差・不一致・差異を生み出す相対(依存)
[36]不均衡・落差・不一致・差異から生まれるストレス・感情・情動
[37]統合へと向かう(上昇する)善と分離を誘う(下降する)悪
[38]二元論(分離)から一元論(統合)への止揚
[39]自我と疎外・分離の影とは矛盾的自己同一なので疎外回復・統合が必要
[40]均衡をはかる恒常性維持と中間的な位置に立つ中庸・中道・折衷・妥協

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖
[41]進化停止の現状維持(閉鎖)と進化へ向かう現状変更(開放)
[42]成長へと向けた受容(開放)と対決(閉鎖)
[43]成長は挫折・絶望・限界・ニヒリズム(虚無感)からの克服によってもたらされる
[44]変化へ開く開放系と変化を閉ざす閉鎖系
[45]抑圧(=閉鎖)は切り離しでしこりを作り出す
[46]制度(集団)は個性(個人)を育てもするが殺しもする
[47]閉鎖=まゆ=卵の殻=眠り=内向=瞑想=空想・想像=内政専念

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い
[48]依存から自我の獲得と反抗期を経て自律へと至る
[49]防衛機制は自我作りには有効だが、更なる成長を抑え込む
[50]他人を利用する支配と育てる愛・慈悲
[51]競争のダーウィンと共生の今西

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我
[52]閉鎖的・独立的自我(=左脳=意識)は氷山(無意識)の一角
[53]感性・知性は情報を時間・空間枠の鋳型にはめる無明・無知に陥る
[54]意識(自我・部分)は無意識(全体・無我・無心)の一部分である
[55]西洋美術における自我の確立と解体
[56]梵(普遍・全体)と我(特殊・部分)は一如なり
[57]コペルニクス的転回=主体(自我と自己)の入れ替え=視点の転換
[58]回心=発想の転換
[59]最高階層(全体主義)優先か最低階層(個人主義)優先か
[60]如何なるか是れ父母未生以前の本来の面目

第九章 能動・意志の意識と受動・本能・自動の無意識
[61]自律的能動=意志=手動と依存的受動=本能=自動
[62]発信型(前頭葉)と受信型(後頭野・側頭葉・頭頂葉)
[63]動く図(=意識)と背後・背景・文脈の地(=無意識)
[64]固有意識は打ち出の小槌で伸縮自在
[65]意識優位の焦点的注意集中と無意識優位の拡散的集中
[66]上位階層(意識)の機能が停止する睡眠・催眠・麻酔・夢遊病・深酒・夢

第十章 下降で増しゆく分解力と上昇で加速する統一力
[67]分別・分類・言葉・抽象は差異を捨てて共通要素を結ぶ
[68]はぐくむ生の本能(エロス)と枯らす死の本能(タナトス)
[69]一極集中度と多極分散度
[70]核(結晶化の拠点)に吸い寄せられる知識体系
[71]差異から根源的不安が生まれ、拡大欲・上昇欲を作り出す
[72]自己組織化、エンテレケイア、霊魂、生命力、統一力、気
[73]俳句は(部分を集めて全体を構想する)想像力を羽ばたかせる

第十一章 情報・物質・エネルギーの維持・相互作用・循環
[74]宇宙法則(自然法則・物理法則)と物質はニワトリと卵の関係か
[75]エネルギーと情報をのせる電磁波
[76]進化は可能性と素材の海から情報・エネルギー・物質を受容する能力の向上
[77]受信専用(依存)型から相互発信(自律)型へ
[78]階層構造的トーナメント形式による情報処理能力の無限界
[79]情報物質(リンパ・ホルモン・血液)伝送伝達方式の開放と閉鎖
[80]身体情報記憶素子の遺伝子とそれによって作り出されるタンパク質
[81]情報の結合(連合)と貯蔵(=記憶)
[82]自我同一性は知識・経験の連続性・一貫性
[83]心(意識)と体(無意識)の分離と統合(三昧)
[84]形(無意識)に添える・結びつく素直な心(意識)
[85]敬意を払われた関心(暖かい眼差し)が心の成長を促す
[86]協同原理は相互依存による役割分担したリサイクル(循環)
[87]無常・流転・輪廻は常に動いて止まぬ自然界が持つ循環原理

第十二章 階層構造を成す脳
[88]弱い無意識から強い意識へと切り替わってゆく脳波
[89]上位階層は下位階層からのフィードバック情報をモニターする
[90]階層構造をなす脳の概略
[91]小脳は成功事例の蓄積庫(図書館)
[92]大脳辺縁系内海馬体、本能・情動の判断者扁桃体帯状回
[93]扁桃体主体の迅速な判断と前頭連合野主体の慎重な判断との階層処理
[94]前頭連合野は最上階の集中情報管理センター

第十三章 階層構造的生成を見せる宇宙
[95]古代ギリシア平安時代日本の相似点
[96]古代ギリシアは宇宙についてさまざまな哲学的見解を出した
[97]進化する宇宙は混沌の海から統一力によって原子と星とを生成する工場
[98]循環・輪廻転生を繰り返す星は原子の生成工場
[99]太陽はエネルギーを生産する原子力発電所
[100]宇宙に存在する二つの矛盾・対立・相補・拮抗する力

第十四章 トップダウン哲学とボトムアップ科学
[101]ソクラテス無知の知
[102]思いを続ける合理性の哲学と思いを断ち切る非合理性の宗教
[103]宗教的普遍を直観したヘラクレイトス
[104]階層構造的社会秩序(和)の創設を主張する儒教
[105]ボトムアップ・現実指向の科学とトップダウン・理想指向の哲学・宗教
[106]停滞から成長へとかじを取らせるカウンセリング・心理療法・精神療法

第十五章 絶対無を目指す宗教
[107]潜在的可能性の実現は、知性の意志化、意志の行動化
[108]動物からの超出を可能にした前頭葉(特に前頭連合野)
[109]依存心が神を創造し自立心が破壊する
[110]混沌に秩序を与える宗教
[111]神・自然・太虚から万物が発現発展しまたそこへと回帰する
[112]誠を尽くし私心を離れ自らも大地(自然)となる修行
[113]弱者の血をすする鬼と弱者を救済する宗教
[114]自力・自律・上昇・能動・人為・覚と他力・依存・下降・受動・自然・無為・信
[115]瞑想・坐禅・坐忘・読経・念仏・真言は無我の境地(三昧)を求める
[116]事実(ぼかし)を映さない言葉(分別)を嫌う不立文字と教外別伝
[117]わがままからあるがままへの死の受容

第十六章 絶対無に憩う悟り
[118](肉体的)愛着・執着・固着(過去と現在)から(精神的)目標・目的(未来)へ
[119]遊びを忘れた大人と遊びをなくした子ども
[120]自然に逆らわない、あるがままの従順
[121]自我(自力・意志)から自己(他力・無心・無念)への悟り
[122]道元の悟り、自力の分別を捨てると他力の仏が働く
[123]恍惚・超越は自我(波)が砕け散って自己(仏・光)が顕現する瞬間
[124]さまざまな個性的な悟り・霊的開眼の瞬間
[125]悟りの句(俳句・和歌・言葉)
[126]わび・さびは禅の影響で物の貧しさと心の豊かさを表現する
[127]自然の流れ(一時の悟り体験)に身をゆだねる武道と芸道

第十七章 自然原理を反映する歴史
[128]歴史は過去に現在を積み上げて成長・発達する
[129]難産の末に生まれた西洋近代化
[130]外国に対する日本の過去・現在・未来
[131]意識のデカルト、個人無意識のフロイト、集合無意識のユング
[132]自我より大きな存在、時代精神・社会精神・集団精神・集合無意識・霊性
[133]荒れる若者たち、迷える中年、認知症する老人

第十八章 精神・魂に語りかける民話・昔話
[134]こびとたちと暮らす白雪姫に死と再生を執り行う通過儀礼
[135]知能とは無関係な自走する下位機能(問題解決装置)
[136]月世界を目指す内向的かぐや姫と出世を求める外向的桃太郎
[137]従順を捨て禁止・約束を破る浦島太郎、鶴女房の夫、アダムとイブ
[138]魂を象徴する天女・白鳥・かぐや姫は人間(肉体)を去ることで昇天する
[139]自我の執着を持たない貧しさは人を天国に案内する
[140]無心と不動心のこぶ取り爺さんは影(異界)と出会い和解・同化する
[141]いじめ・虐待から耐えて乗り越えるシンデレラに王子が来迎する
[142]老爺は苦難の末に舌切り雀(自己)を探し出す
[143]悟り後のジャックは人食い鬼(慢心)を退治して才能を開花させる