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第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [45]抑圧(=閉鎖)は切り離しでしこりを作り出す

[45]抑圧(=閉鎖)は切り離しでしこりを作り出す
[閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し止める]
◎閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し留める。抑圧は押さえ込むが、抑えて止めるだけではしこり(停滞)が残り、いずれ反撃(噴出)に転じる。水の流れるホースの途中を押さえて流れを止めても、水は流れる力をなくしたわけではないので、常に出口を求める。しこり(抑圧内容)は想起(意識への上昇)によるエネルギー(感情)の解放を待つ。ガス抜きし昇華(エネルギーの上昇転換)させなければ真の解決にはならない。
[こりは流れの不十分さから発生する]
◎(肩こりなどの)こりは、筋肉内の血液循環が充分に機能せず、酸素やエネルギー供給が必要とするほどに届かなくなることから発生する。どちら(こりもしこり)も充分に流れないことから起こる。転がる石は苔むさず、流れる石はさすがだね。
[抑圧・分離は二側面の内の不快・嫌悪・悪・不安を無意識内に振り分ける]
◎抑圧・分離(防衛機制)は、矛盾的・対立的・相補的事柄に含まれる二側面の内の不快・嫌悪・悪・不安・破局を招く危険のある欲求(出来事・考え・感情)と判断した側面を無意識内に振り分け分別する。無意識界に押し込んで意識界にのぼらないようにする。
◎無意識内に分別された出来事が意識内に浮上しない理由として、エネルギーが弱いために意識にまで浮上しないか、あるいは強力で働き続けるが、無意識的に抑圧されているかである。
[好きの中に分類された情報が自我で、嫌いに分類されたものが影]
◎入力情報は好き(快・善)と嫌い(不快・悪)とを基準に振り分けられる(分類される)。好きの中に分類された情報が自我(自分を強く憎む場合は逆転することもあり得るが)で、嫌いに分類されたものが影である。嫌いへの分類が抑圧で、この分類(抑圧)の主は大脳辺縁系(扁桃体)である。
[自分の内にある、自我の中に統合されない影が自己主張する姿が神経症]
◎現実(外的)適応・内的(欲求)適応がうまくいかない(対決せずに単に押さえ込む)抑圧過剰型人間は神経症にかかる。神経症は、自分の内にある、自我の中に統合されない影が自己主張する姿である。自我形成が未熟で不安定な人や融通のきかない人などが神経症を起こしやすいといわれる。強烈なボディブローによる精神的打撃かジャブの連打による持続的心的葛藤がそれを誘発する。
[妄想は人格内部にある、認識されない大きな葛藤を外部に投影する]
◎人格内部にある、認識されない大きな葛藤・弱点を外部に投影(投射・投げ捨て)するのが妄想で、葛藤と距離を取る方法でもある。これは鏡に映った自分の姿を他人だと思うのと同じである。自分の心の内部で闘わせ合う、自分のものだと認めるのは苦しいので、一方を外部に追放する。もちろん嫌いな方を。
[正確に再現した状況を、受け入れることで抑圧内容は意識に取り入れられる]
◎抑圧の意識的解除はその状況を正確に再現し、拒絶せずに、受け入れ受容することで行われる。放蕩息子の帰還を喜んで受け入れたように、抑圧内容は意識に取り入れられる。しかし、自分のプライド(外的人格)が傷つく(評価が下がる)ことを恐れてなかなか受け入れ受容は困難である。突然ですが、飼い犬のうんちは持ち帰りましょう。
[入力された情報でも意識に届かないものは多い]
◎右目と左目とでは見える風景が幾分違う。しかし意識に映し入れられる風景は一つである。それは利き目から入った風景を優先させるからである。利き目を閉じると反対側の目から入力した風景に瞬時に切り換わる。
◎これが可能なのは反対側からの風景も脳に届いたが、ただ意識に映し出されずに抑圧されていただけだからである。入力された情報でも意識に届かないものは多い。
[焦点をぼかすと左右両目からの風景を意識に送り込む]
◎目標物に合わせた焦点をぼかし、どこにも焦点を合わせないならば、脳は判断に迷って左右両目からの風景をだぶらせてともに意識に送り込む。3D(立体)映像は見る側が焦点をぼかすと、左右から別々の映像が入り、脳はそれらを合成して立体と解釈し意識に送り出すので鮮明な奥行きのある立体像が映し出される。
[焦点ぼかしは抑圧はずしである]
◎焦点を当てると利き目からの映像だけを意識に送り出す、好き(快)だけを意識に振り分ける。逆転の焦点ぼかしは抑圧はずしである。自我から脱皮する方法であり、瞑想はこの焦点(抑圧)外しを行う。分別の切り戻しが行われる。
[閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し止める]
◎閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し留める。抑圧は押さえ込むが、抑えて止めるだけではしこり(停滞)が残り、いずれ反撃(噴出)に転じる。水の流れるホースの途中を押さえて流れを止めても、水は流れる力をなくしたわけではないので、常に出口を求める。しこり(抑圧内容)は想起(意識への上昇)によるエネルギー(感情)の解放を待つ。ガス抜きし昇華(エネルギーの上昇転換)させなければ真の解決にはならない。
[こりは流れの不十分さから発生する]
◎(肩こりなどの)こりは、筋肉内の血液循環が充分に機能せず、酸素やエネルギー供給が必要とするほどに届かなくなることから発生する。どちら(こりもしこり)も充分に流れないことから起こる。転がる石は苔むさず、流れる石はさすがだね。
[抑圧・分離は二側面の内の不快・嫌悪・悪・不安を無意識内に振り分ける]
◎抑圧・分離(防衛機制)は、矛盾的・対立的・相補的事柄に含まれる二側面の内の不快・嫌悪・悪・不安・破局を招く危険のある欲求(出来事・考え・感情)と判断した側面を無意識内に振り分け分別する。無意識界に押し込んで意識界にのぼらないようにする。
◎無意識内に分別された出来事が意識内に浮上しない理由として、エネルギーが弱いために意識にまで浮上しないか、あるいは強力で働き続けるが、無意識的に抑圧されているかである。
[好きの中に分類された情報が自我で、嫌いに分類されたものが影]
◎入力情報は好き(快・善)と嫌い(不快・悪)とを基準に振り分けられる(分類される)。好きの中に分類された情報が自我(自分を強く憎む場合は逆転することもあり得るが)で、嫌いに分類されたものが影である。嫌いへの分類が抑圧で、この分類(抑圧)の主は大脳辺縁系(扁桃体)である。
[自我内ペルソナ(外的性格)は、防衛上から下から来る衝動を抑圧する]
◎下から来る衝動の欲求(イド・エス)と上から来る現実社会(道徳・良心を用いて抑制する超自我)との矛盾の中で葛藤に陥った自我内ペルソナ(外的性格)は、たいてい防衛上から衝動を抑圧する。