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第十一章 情報・物質・エネルギーの維持・相互作用・循環 [75]エネルギーと情報をのせる電磁波

[75]エネルギーと情報をのせる電磁波
[電磁波は波の性質と粒子の性質とを合わせ持つ矛盾的自己同一]
◎電磁波は波(波動・振動・アナログ)の性質と粒子(デジタル)の性質とを合わせ持つ。波動の性質を示す(利用する)とき「電磁波」が使われる。
◎それは、波長によって、ガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、ミリ波、センチ波またはマイクロ波(SHF)、デシメートル波(UHF)、超短波(VHF)などに階層構造的に区分される。波長が約一ナノメートルから約一ミリメートルの間の電磁波を特に「光」と呼ぶ。その部分だけ、その狭い隙間からのみ世界が見える。
[感覚は存在物の極一部分しか捕らえられない]
◎眼は電磁波の内の極一部分である可視光線にのみ反応する。電磁波は耳で直(直接)に捕らえられるものではない。ガンマ線の透過力はきわめて強く、体内深く貫通して被害を与える。日本人は原子爆弾による放射線の恐ろしさを身にしみて知っている。細胞などに被害を与えるほどの力を持つレベルにあれば感覚は受容感知できない。
[物質は電磁波のエネルギーか情報を受け取る]
◎物質は電磁波エネルギーを受け取ると、電子が往復運動(振動)をし、その周波数の電磁波が放出される。電磁波は自身にエネルギーと情報を乗せる。その内でエネルギーの方を使うのが電子レンジである。
◎情報については、放送局から各家庭のアンテナに情報を乗せた電磁波を送ると、その力がアンテナ内の電子を往復運動させる。テレビやラジオ受信機はその電子の動き(周波数)を増幅させてそこから情報を取り出す。
[すべてのものはそれぞれ固有のリズムを持って振動しながら持続する]
ベルクソンはいう。すべてのものはそれぞれ固有のリズムを持った振動をしながら持続する。その持っているリズムによってどの階層に属するかが決まる。その階層の最下位層を占めるのが物質で、最も弛緩したリズムで振動する。
[周波数(振動数)が大きいほどたくさんの情報を乗せられる]
◎さらに彼は続ける。われわれの意識がその物質と合致(同調・共振)すると知覚する。われわれの意識よりも緊張度が隔絶して高い神の意識にとっては、全歴史といえども唯の一瞬の中に凝縮して知覚できる。これなどは電磁波を念頭に置いているのではと感じさせる表現内容である。