宇宙原理があなたの中を貫流する

このブクロを通じて宇宙を網羅する基本法則を提示していきたい。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

第九章 能動・意志の意識と受動・本能・自動の無意識 [62]発信型(前頭葉)と受信型(後頭野・側頭葉・頭頂葉)

[62]発信型(前頭葉)と受信型(後頭野・側頭葉・頭頂葉) [発信型前頭葉が意志(志向性・自我)を持つ] ◎発信型・受信型言語野はともに左脳にある。(発信型)前頭葉が意志(志向性・自我)を持つ。無心・無我は、発信型(意志)領域を"Off"にすることで得られる。発信型=自…

第九章 能動・意志の意識と受動・本能・自動の無意識  [61]自律的能動=意志=手動と依存的受動=本能=自動

第九章 能動・意志の意識と受動・本能・自動の無意識 [61]自律的能動=意志=手動と依存的受動=本能=自動 [意志によって他者(本能)統制(依存)から自己(意志)統制(自律・自立)へと移行] ◎人間と動物の違いは何だろうか。意識は上から意欲(意志)し、無意識(本能)…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [60]如何なるか是れ父母未生以前の本来の面目

[60]如何なるか是れ父母未生以前の本来の面目 [公案は日常的思考を超えた世界に修行者を導く] ◎「如何なるか是れ父母未生以前の本来の面目」は、禅宗で出される有名な公案である。公案は主に臨済宗で用いられ、修行者が研究・工夫する課題である。それを考える(…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [59]最高階層(全体主義)優先か最低階層(個人主義)優先か

[59]最高階層(全体主義)優先か最低階層(個人主義)優先か [最下階層から上昇するか、最上階層から下降するか] ◎多即一・色即是空・身心脱落・往相・小乗仏教・ボトムアップ・民主主義・個人主義・帰還・求心型・収束は、トーナメント形式を最下階層から上昇する。一即多…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [58]回心=発想の転換

[58]回心=発想の転換 [回心(改心)は俗世間から信仰へ心を向け変える方向転換] ◎回心(改心)は、何らかのきっかけによって世俗的生活や私的世界に対する従来の態度を改めて本来あるべき道に戻る、仏道に入る、悔い改めて信仰に目覚める、信仰へ心を向け変える…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [57]コペルニクス的転回=主体(自我と自己)の入れ替え=視点の転換

[57]コペルニクス的転回=主体(自我と自己)の入れ替え=視点の転換 [天動説(自我・地球中心)から地動説(太陽・宇宙中心)へのコペルニクス的転換] ◎コペルニクス的転回は、天動説(自我中心・地球中心の世界像)から地動説(太陽中心・宇宙中心の世界像)への大転換で…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [56]梵(普遍・全体)と我(特殊・部分)は一如なり

[56]梵(普遍・全体)と我(特殊・部分)は一如なり [分割された部分がもとの図形と相似で、全体の縮小図であるフラクタル] 1)宇宙は一つの巨大システムで、そのシステムの下位にある各要素もシステムを成すフラクタル(自己相似性)である。フラクタルは全体を分割…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [55]西洋美術における自我の確立と解体

[55]西洋美術における自我の確立と解体 [西洋絵画は、線が一点に集中・収束する透視図法(線遠近法)を採用した] ◎西洋絵画は、観察者に近い部分ほど大きく、遠いほど小さく表わされ、目(自我・固定的視点)で見たのと同じような遠近感・立体感・距離感を表現し、線…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [54]意識(自我・部分)は無意識(全体・無我・無心)の一部分である

[54]意識(自我・部分)は無意識(全体・無我・無心)の一部分である [流れて途切れることのない無意識・無我・無心と一時停止の意識] ◎意識は動作停止(ビデオでいえば一時停止)であり、スチール写真であり、四コマ漫画である。それに対して、無意識・無我・無心は流れ…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [53]感性・知性は情報を時間・空間枠の鋳型にはめる無明・無知に陥る

[53]感性・知性は情報を時間・空間枠の鋳型にはめる無明・無知に陥る [感性は、時間(左脳機能)と空間(右脳機能)という座標軸を使う感覚的知覚] ◎感性は、感覚(器官)から入って来た色彩・形・音・匂い・香り・手触り・味などについての情報の受動的収集機能を持ち、時…

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我)  [52]閉鎖的・独立的自我(=左脳=意識)は氷山(無意識)の一角

第八章 集団(全体・自己)と個人(部分・自我) [52]閉鎖的・独立的自我(=左脳=意識)は氷山(無意識)の一角 [自我は自分とは主体を統率する中心(核)的存在だと見なす] ◎自我は、責任主体である、細胞膜や皮膚のように内界(主体・自分)と外界(客体・世界)とを区別・限…

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い [51]競争のダーウィンと共生の今西

[51]競争のダーウィンと共生の今西 [競争原理のダーウィン進化論と共生原理の棲み分け理論] ◎ダーウィンの進化論は(勝利したもののみが適応を勝ち取る)競争原理に立脚しているが、その理論に疑問を抱いた生物学者京大教授今西錦司(1902-1992)がそれに対抗す…

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い [50]他人を利用する支配と育てる愛・慈悲

[50]他人を利用する支配と育てる愛・慈悲 [強迫神経症は、支配不可能を支配・制御・操作しようと頑張る] ◎誰でも時として鍵をかけ忘れたのではないか、ガスの火を消し忘れたのではないかと気になり家に引き返す、家人に電話で確かめる。これはごく普通にあるこ…

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い [49]防衛機制は自我作りには有効だが、更なる成長を抑え込む

[49]防衛機制は自我作りには有効だが、更なる成長を抑え込む [防衛機制は、心理的安定をくつがえすような不安などから自我を守る] ◎防衛機制は、心理的安定をくつがえすような不安・葛藤・欲求不満・コンプレックス・罪悪感などから自我を守るため、それらを意識…

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い  [48]依存から自我の獲得と反抗期を経て自律へと至る

第七章 自立(自律)と依存は閉鎖[開放]度の違い [48]依存から自我の獲得と反抗期を経て自律へと至る [反対・反抗は分離・独立のための必要悪] ◎子どもは二歳半〜三歳頃から、自分の独立や存在を感じる・確かめるために、反対のための反対をする。反対・反抗は分離…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [47]閉鎖=まゆ=卵の殻=眠り=内向=瞑想=空想・想像=内政専念

[47]閉鎖=まゆ=卵の殻=眠り=内向=瞑想=空想・想像=内政専念 [日本の鎖国は江戸幕府による封建体制強化(内部充実)のため] ◎日本での鎖国は江戸幕府による封建(中央集権的国家)体制強化のためである。キリスト教の伝道・信仰を禁止し、オランダ・中国・朝鮮…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [46]制度(集団)は個性(個人)を育てもするが殺しもする

[46]制度(集団)は個性(個人)を育てもするが殺しもする [慣習・組織は個人を育てるが殺す] ◎定型化し堅く構造化された仕組み・慣習・組織は個人を育てるが殺す、自身多くの子を持ち育てるのに、常に他の親から子を奪って食べる鬼子母神(後には改心して子育ての神…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [45]抑圧(=閉鎖)は切り離しでしこりを作り出す

[45]抑圧(=閉鎖)は切り離しでしこりを作り出す [閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し止める] ◎閉鎖は入りを阻止するが、同時に出るのも押し留める。抑圧は押さえ込むが、抑えて止めるだけではしこり(停滞)が残り、いずれ反撃(噴出)に転じる。水の流…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [44]変化へ開く開放系と変化を閉ざす閉鎖系

[44]変化へ開く開放系と変化を閉ざす閉鎖系 [閉鎖的だが部分的開放系であるシステムは、堅い法則だが例外を認める] ◎「成熟したシステム」は「かなり閉鎖的」だが、「部分的開放系」である。なかなか変化しない(閉鎖的)が、変化への道(開放性)を含む。堅い法則だが…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [43]成長は挫折・絶望・限界・ニヒリズム(虚無感)からの克服によってもたらされる

[43]成長は挫折・絶望・限界・ニヒリズム(虚無感)からの克服によってもたらされる [成長は挫折・絶望・限界から超越へ、死から再生へ、退行から進行へと進む] ◎太陽が夜になって沈み朝によみがえるように、成長は挫折・絶望・限界(前進の停止)から超越(上昇)へ、死…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [42]成長へと向けた受容(開放)と対決(閉鎖)

[42]成長へと向けた受容(開放)と対決(閉鎖) [本音(エネルギーの源)の押さえ込み(閉鎖)からは本当の関係は生まれない] ◎人と人とは火花を散らすほどの熱い対決がなければ、相当のエネルギーの投入がなければ、門を開いて撃って出なければ、新しい関係を築くこ…

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖  [41]進化停止の現状維持(閉鎖)と進化へ向かう現状変更(開放)

第六章 変化へ開く受容・開放と現状維持の対決・閉鎖 [41]進化停止の現状維持(閉鎖)と進化へ向かう現状変更(開放) [生物は次第に環境への適応に向かって進化するとダーウィンはいう] ◎イギリスの博物学者、進化論提唱者ダーウィン(1809-1882)は、環境に最もよ…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [40]均衡をはかる恒常性維持と中間的な位置に立つ中庸・中道・折衷・妥協

[40]均衡をはかる恒常性維持と中間的な位置に立つ中庸・中道・折衷・妥協 [作用に対して反作用を出して釣り合いをはかり安定させる恒常性維持] ◎恒常性維持は、外部から加えられる力に対して安定を保とうとする、変化への抵抗として作用する。外が寒くても、体…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [39]自我と疎外・分離の影とは矛盾的自己同一なので疎外回復・統合が必要

[39]自我と疎外・分離の影とは矛盾的自己同一なので疎外回復・統合が必要 [一緒に一つの作業を協同でさせると群集はまとまる] ◎背景(地)が動かないとき、動く図どうしは前景としてまとまると見える。逆に背景が動くとき、動かない図どうしがまとまると見える。…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [38]二元論(分離)から一元論(統合)への止揚

[38]二元論(分離)から一元論(統合)への止揚 [矛盾的自己同一の二要素(二元)は縄の如く相互作用をする] ◎二元論は、物事を相対立する二つの原理・要素、光と闇、陰と陽、形相と質料、現象と本体、善と悪、天と地、神と被造物、精神と物質、に基づいてとらえる…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [37]統合へと向かう(上昇する)善と分離を誘う(下降する)悪

[37]統合へと向かう(上昇する)善と分離を誘う(下降する)悪 [悪魔は善悪合わせ持つ矛盾的自己同一] ◎ゲーテは「ファウスト」で、「悪魔は絶えず悪を欲しながらたえず善を造り出す力の一部である」という。 [悪はトリックスター] ◎河合隼雄は、悪はトリックスター…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [36]不均衡・落差・不一致・差異から生まれるストレス・感情・情動

[36]不均衡・落差・不一致・差異から生まれるストレス・感情・情動 [ストレスは、精神的・肉体的な緊張・苦痛・刺激で引き起こされる] ◎ストレスは、普通の精神的・肉体的緊張・苦痛・寒冷・刺激・状況で引き起こされる身体機能の変化である。そのようなストレスに対して…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [35]最高階層の絶対(自律)と、落差・不一致・差異を生み出す相対(依存)

[35]最高階層の絶対(自律)と、落差・不一致・差異を生み出す相対(依存) [差異の発生が解消(安定化・恒常性)への欲求を生み出す] ◎不一致・落差・変化・差異・均衡の破れ・ずれは不安・緊張を生み、注意を引きつけ、意識(感情)を呼び覚ます。自分と相手との間に落差を…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [34]原子世界も分裂・融合と引力・斥力の矛盾的自己同一の世界

[34]原子世界も分裂・融合と引力・斥力の矛盾的自己同一の世界 [汚染しないエネルギーとして水素が注目を浴びる] ◎最近環境を汚染しないエネルギーとして水素が注目を浴びる。とはいえガソリンなどの高騰によって、まだハイブリッド(ガソリン・エンジンと電気・…

第五章 矛盾しながらも統一する矛盾的自己同一 [33]統合・協調・並列の右脳と分離・競争・逐次の左脳

[33]統合・協調・並列の右脳と分離・競争・逐次の左脳 [トーナメント形式の全体・統合・上昇へ向かう右脳] ◎右脳の特質は、全体、統合・統一・総合、集団、有機体的、ボトムアップ処理、受動・受動意識・無意識、不随意・自動、協調、同時・並列・複雑系、(電磁)波、理性(…